尾瀬の風景 INDEXニッコウキスゲの憂鬱 写真 01

OZE Cruising map

沼山峠 - 大江湿原 - 尾瀬沼VC - 沼尻(折り返し)

尾瀬夜行に乗り込んだ瞬間から、いやな予感がしていた。7月中旬の海の日を含む3連休の時期は、ニッコウキスゲ目当てのハイカーで相当混むと聞いていたのだが、乗客が思ったより少ないのだ。
尾瀬に行くときは、事前にネットで可能な限り情報を集めるのだが、ニッコウキスゲの開花状況については、はっきりとしなかった。ただ、例年よりも良好、という記事も見かけたので、名所として知られる大江湿原に向かうことにした。

ニッコウキスゲといえば尾瀬の3大名物の1つ。尾瀬沼名物3本カラマツを背景に大群落が広がっている様を期待しつつ沼山峠を越え、木道を進む。

しかし・・・、現実は甘くはなかった。大江湿原入り口付近から尾瀬沼VCへ至る木道のそばに、申し訳程度に咲いている状況である。3本カラマツを望む定番スポットにたどり着くも、一面、緑の原である。よくよく目を凝らしてみると、その緑の中に1つ2つ咲いている黄色い花。涙で目が滲んでくる(嘘)。
この日の朝は曇っていたのだが、尾瀬沼VCに到着する頃から晴れてきた。テンションもモチベーションもガタ落ちのまま、沼尻まで往復。途中、ピークを過ぎたワタスゲやアヤメ(カキツバタ?)の小群落がちらほらみられ、傷ついたハートを癒してくれたw。

昼を過ぎて大江湿原をとぼとぼ戻る頃、列を成して進軍して来る複数のハイカー軍団に遭遇。木道の一部では渋滞ぎみだ。おそらく早朝出発組のツアーだろう。やはり、みんなこの時期を狙っていたのだ。

帰宅して調べてみると、結局この年の大江湿原は「ハズレ」状態だったようで、見頃時期が早いとか遅いとかの問題ではなく、時期遅れの霜に当たったとか、鹿の食害だとか。一方、尾瀬ヶ原エリアではそこそこの群落が見られたようで、いっそう落ち込む。まあ、自然が相手だから仕方がない。

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