尾瀬の風景 INDEX盛夏の尾瀬ヶ原を往く 写真 01

OZE Cruising map

見晴 - 竜宮 - ヨッピ橋 - 牛首分岐 - 山ノ鼻 - 鳩待峠

朝5:00前に起きて、小屋の周りを少し散歩する。あたり一面朝靄というか霧に包まれている。濃い霧の向こうから朝陽が射してきて、今日もいい天気の予感。いったん小屋に戻る。

6:30ごろ小屋を出発。この日は平坦な尾瀬ヶ原を通って鳩待峠へ向かい、バスに乗って帰るだけなので、ゆるーい気分で歩く。緑の湿原は一面朝露に濡れ、朝の斜光を浴びて光っている。この時間、このあたりを歩いているのは小屋泊まりの人だけなので、すれ違う人もまばらだ。

竜宮に着いて、竜宮小屋前のベンチで少し休憩。疲れていたわけではないが、ここから見る風景は結構好きである。次第に霧も晴れ、青い夏空が広がってきた。そしてまた、虫も多くなってきた。
竜宮から右方向に曲がり、未体験のヨッピ橋経由で歩く。曲がってからすぐ、ヤマドリゼンマイの群生エリアに突入した。その形状から、まるで緑色に燃えているかのようにも見えるヤマドリゼンマイの群落、その上に広がる青い空。まさに「盛夏」といった光景だ。秋になれば紅葉もきれいだろう。

この時期は特に主役ともいうべき植物も見られず、黄色いオゼミズギクが咲いているのが目立つ程度で、風景としては単調である。しかも、平坦ながら硬い木道を約6km、一気に歩いたので以外に疲れた。そして、最後の鳩待峠への登りをクリアし、昼前に到着。

休憩した後、路線バスで沼田まで行き、ここで特急水上に乗る。あいかわらずガラガラの車内で缶コーヒーを飲み、車窓に目をやりながら、この2日間の行程を思い返してみる。こういった時間は結構いいものだ。

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